覆水不返(ふくすいふへん)

「覆水不返」の意味

一度してしまったことは、取り返しがつかないこと。

「覆水不返」の使い方

友達と遊んでいるときに、おもちゃを壊してしまった。直そうと頑張ったけれど、元には戻せなくて「覆水不返だな」と思った。

小学生に理解できる「覆水不返」を使った物語

五年生のこうたは、ある日の休み時間、友だちのたいちとけんかをしてしまいました。たいちが大事にしていた消しゴムを、こうたがふざけて投げたら、窓の外に落ちてなくなってしまったのです。

こうたは、すぐに「ごめん」と言えませんでした。たいちは、だまったまま席にもどってしまいました。

放課後、こうたは校庭のすみを探しましたが、消しゴムは見つかりませんでした。家に帰っても、たいちのさびしそうな顔が頭からはなれません。

夕ごはんのとき、こうたはお父さんにその話をしました。お父さんは言いました。「覆水不返という言葉があるよ。一度してしまったことは、取り返しがつかない、という意味だ。消しゴムは返ってこないかもしれない。でも、今からできることはあるよ」。

次の日、こうたは自分のおこづかいで同じ消しゴムを買い、たいちに「きのうは本当にごめんね」とあやまりました。たいちは少しおどろいてから、「もういいよ」と笑ってくれました。

こうたは思いました。覆水不返だからこそ、ふざける前によく考えることが大切なのだと。そして、まちがえたときは、すぐにあやまる勇気を持とうと決めたのでした。

意味や気持ち・場面から言葉を探す

広告この言葉をもっと学べる本

Amazonのアソシエイトとして、故事成語辞典は適格販売により収入を得ています。広告について

慣用句 学習用問題