転んでもただでは起きない
(ころんでもただではおきない)

「転んでもただでは起きない」の意味

たとえ失敗しても、そこから何か役に立つものを手に入れようとすること。また、欲が深く、ぬけめがないこと。

「転んでもただでは起きない」の使い方

姉は転んでもただでは起きない人で、バスに乗りおくれたときも、待ち時間に単語を三十個覚えていた。

小学生に理解できる「転んでもただでは起きない」を使った物語

小学六年生のりょうは、理科の実験で、紙コップの電話を作ることになりました。ところが、糸のつけ方をまちがえて、声がまったく聞こえませんでした。

まわりの班は、楽しそうに話をしています。りょうの班だけが、うまくいきませんでした。班のメンバーはがっかりしていましたが、りょうは「どうして聞こえないんだろう」と考えはじめました。

りょうは、糸のはり方や長さ、コップの種類を少しずつ変えてためしてみました。すると、糸がたるんでいると声が伝わらないことや、紙コップより金属のかんのほうがよく聞こえることがわかりました。

りょうは、わかったことをノートにくわしく書きました。そして、それをまとめて、夏休みの自由研究にすることにしたのです。

夏休みが終わり、りょうの自由研究は学校の代表に選ばれました。先生は「失敗から、こんなに多くのことを見つけたんだね」とほめてくれました。

家に帰ってその話をすると、お母さんは笑って言いました。「りょうは、転んでもただでは起きない子ね。」

りょうは、少しはずかしそうに笑いました。あのとき実験がうまくいっていたら、こんなにたくさんのことには気づかなかったかもしれません。失敗も、考え方しだいで宝物になるのだと、りょうは知りました。

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