無用之用(むようのよう)

「無用之用」の意味

役に立たないと思われているものが、実は大切な働きをしていること。

「無用之用」の使い方

友達と遊んでいるときに、壊れてしまったおもちゃの部品を使って新しいものを作ろうとして、「これ、無用之用だ!」と思った。

小学生に理解できる「無用之用」を使った物語

五年生のはるきは、夏休みにおじいちゃんの家の裏山で、木の観察をしました。山には、まっすぐにのびた木もあれば、ぐねぐねと曲がった木もありました。

はるきは、曲がった木を見て言いました。「この木は曲がっているから、柱にも板にもならないね。役に立たない木だ」。

すると、おじいちゃんは笑って言いました。「そうかな。この曲がった木は、切られずに残ったから、こんなに大きくなったんだよ。それに、見てごらん。この木の根が、山の土をしっかり支えているんだ」。

おじいちゃんは続けました。「大雨がふっても、この木の根があるから、山の土が流れにくいんだよ。役に立たないと思われているものが、実は大切な働きをしていることを、無用之用というんだ」。

はるきは、曲がった木をもう一度見上げました。太い枝には鳥の巣があり、根元には小さな花が咲いていました。この木は、たくさんの生き物のすみかにもなっていたのです。

夏休みの自由研究に、はるきは「曲がった木の無用之用」という題で、木のはたらきをまとめました。役に立たないと決めつける前に、よく見てみることが大切なのだと、はるきは学んだのでした。

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