明鏡止水(めいきょうしすい)

「明鏡止水」の意味

くもりのない鏡や静かな水のように、よけいな考えがなく、澄みきった落ち着いた心。

「明鏡止水」の使い方

試合の前に深呼吸して、明鏡止水の心でコートに立った。

小学生に理解できる「明鏡止水」を使った物語

中学二年のかいとは、弓道部に入っています。弓道では、的に向かって矢を放つ前に、心を落ち着けることがとても大切です。

夏の大会の日、かいとはとても緊張していました。手が少しふるえ、心臓がどきどきしています。最初の一本は、的から大きく外れてしまいました。

次の矢を構える前に、かいとは顧問の先生の言葉を思い出しました。「弓を引くときは、明鏡止水の心でいなさい。くもりのない鏡や静かな水のように、よけいな考えがなく、澄みきった落ち着いた心のことだよ」。

かいとは、目を閉じて、ゆっくりと深呼吸をしました。勝ちたい気持ちも、外したらどうしようという心配も、少しずつ消えていきました。目を開けると、的だけがはっきりと見えました。

かいとが放った矢は、まっすぐに飛んで、的の真ん中に当たりました。そのあとも、かいとは落ち着いて矢を放ち続け、初めて入賞することができました。

大会のあと、先生が言いました。「二本目からは、明鏡止水の心で引けていたね」。かいとは、心を落ち着けることの大切さを、体で知ることができたのでした。

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