盲亀浮木(もうきふぼく)

「盲亀浮木」の意味

めったに出会えないことのたとえ。

「盲亀浮木」の使い方

遠く離れた町で、小学校の同級生に偶然会えるなんて、盲亀浮木のような出来事だ。

小学生に理解できる「盲亀浮木」を使った物語

六年生のそうたは、おばあちゃんの家に、遠くに住むおばあちゃんの古い友だちから手紙が届いたことを知りました。二人は、五十年も会っていなかったそうです。

おばあちゃんは、若いころに、旅先でその友だちと出会いました。住所を書いた紙をなくしてしまい、それきり連絡が取れなくなっていたのです。

ところが、ある日、その友だちが新聞にのったおばあちゃんの町のお祭りの記事を見て、おばあちゃんの名前を見つけたのです。そして、新聞社に問い合わせて、手紙を送ってくれたのでした。

手紙を読んだおばあちゃんは、目に涙をうかべて言いました。「こんなことがあるなんて、盲亀浮木だね。めったに出会えないことのたとえなのよ。もう一度連絡が取れるなんて、思ってもいなかった」。

そうたは、手紙を書くおばあちゃんの横で、切手をはる手伝いをしました。おばあちゃんは、五十年分の話を、何まいもの便せんにぎっしりと書いていました。

次の春、二人は駅で五十年ぶりに再会しました。盲亀浮木のような出会いを喜ぶ二人の笑顔を見て、そうたも、うれしい気持ちでいっぱいになったのでした。

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