一字一句(いちじいっく)

「一字一句」の意味

一つの文字と一つの句。文章のこまかい部分まで、すべて。

「一字一句」の使い方

黒板の詩を、一字一句まちがえないようにノートに書き写した。

小学生に理解できる「一字一句」を使った物語

あおいのクラスでは、国語の時間に好きな詩を一つ選んで、暗唱することになりました。あおいは、春の野原をうたった短い詩を選びました。

「短いから、すぐに覚えられるよ。」あおいは軽い気持ちで練習を始めました。発表の日、あおいはすらすらと詩を言い終えて、ほっとしました。

ところが、先生は言いました。「よく覚えたね。でも、二行目の『花が』は、本当は『花は』だよ。」あおいは、たった一文字のちがいなのに、と思いました。

先生は続けました。「『花が』と『花は』では、詩の感じが少し変わるんだ。詩を書いた人は、一字一句、考えぬいて言葉を選んでいるんだよ。」

あおいは家に帰って、二つの言い方をくらべて読んでみました。すると、たしかに伝わってくる気持ちがちがいました。小さな一文字にも、大きな意味があったのです。

それからあおいは、詩や物語を読むとき、一字一句をていねいに味わうようになりました。言葉の一つ一つに、書いた人の思いがこめられていることを知ったからです。

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