借りてきた猫(かりてきたねこ)

「借りてきた猫」の意味

ふだんと違って、とてもおとなしい様子のたとえ。

「借りてきた猫」の使い方

いつもはにぎやかな弟が、親せきの家では借りてきた猫のようにおとなしかった。

小学生に理解できる「借りてきた猫」を使った物語

コウタは、家ではとてもにぎやかな男の子です。帰ってくるなり大きな声で一日の話をし、夕ごはんのときも、ずっとしゃべり続けています。

ある日曜日、コウタは家族といっしょに、お父さんの会社の人の家に招かれました。広いリビングに通されると、コウタはソファのはしにちょこんとすわりました。

お父さんの会社の人に「コウタくん、学校は楽しい?」と聞かれても、コウタは小さな声で「はい」と答えるだけでした。出されたジュースにも、なかなか手をつけません。

帰りの車の中で、お母さんが笑って言いました。「今日のコウタは、借りてきた猫みたいだったね。いつもはあんなににぎやかなのに」

コウタは少しはずかしそうに言いました。「知らない家だと、どうしていいかわからなくなるんだ」。お父さんは「はじめての場所だと、だれだってきんちょうするよ」とうなずきました。

家に着いたとたん、コウタはいつもの調子にもどり、今日食べたケーキがどんなにおいしかったかを話し始めました。妹のミクは「お兄ちゃん、家に帰ったら借りてきた猫じゃなくなったね」と笑いました。

慣用句 学習用問題