手塩にかける(てしおにかける)

「手塩にかける」の意味

自分で大切に世話をして育てること。

「手塩にかける」の使い方

友達が一生懸命に育てたお花がやっと咲いたのを見て、「彼女が毎日水をあげて、お世話をしていたから、まさに『手塩にかける』だと思った。」

小学生に理解できる「手塩にかける」を使った物語

リョウのおばあちゃんは、庭で毎年トマトを育てています。春になると、小さな種をまくところから始めます。

四年生になったリョウは、今年はおばあちゃんといっしょに、トマトを一本だけ自分で育てることにしました。毎朝、学校に行く前に水をやり、葉の様子を観察ノートに書きました。

芽が出たころ、強い風がふいた日には、なえがたおれないように支柱を立てました。わき芽が出てきたら、おばあちゃんに教わったとおりに、ていねいにつみとりました。

夏休みに入ると、緑色の実が少しずつ赤くなっていきました。おばあちゃんは「リョウが手塩にかけて育てたトマトだね。きっとおいしいよ」と言いました。

いちばん最初に赤くなった実を、リョウはそっともぎとりました。半分に切って家族みんなで食べると、あまずっぱい味が口いっぱいに広がりました。

「手塩にかけると、こんなにおいしくなるんだね」とリョウが言うと、おばあちゃんは「育てた人の気持ちも、いっしょに食べているからね」と笑いました。リョウは来年も、自分でトマトを育てようと決めました。

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