匙を投げる(さじをなげる)

「匙を投げる」の意味

見込みがないと、あきらめること。

「匙を投げる」の使い方

算数の最後の問題があまりに難しくて、とうとう匙を投げてしまった。

小学生に理解できる「匙を投げる」を使った物語

ナナは、図工の時間に紙ねんどで小さな犬を作っていました。家で飼っている犬のモモをモデルにしようと決めていました。

ところが、何度作っても足が細くなりすぎて、すぐにぽきっと折れてしまいます。耳をつけると、今度は頭がかたむいてしまいました。三回目に足が折れたとき、ナナは手を止めました。

「もうだめ。わたしには無理だよ」ナナは、作りかけの犬をつくえのはしに押しやりました。すっかり匙を投げてしまったのです。

そこへ、図工の先生が来ました。先生は作りかけの犬を手にとって、「よく見て。顔はとてもモモちゃんらしいよ。足だけ、中にわりばしを入れてみたらどうかな」と言いました。

ナナは、もう一度だけやってみることにしました。わりばしを短く切って足のしんにすると、犬はしっかり立ちました。耳も、少し小さくするとかたむかなくなりました。

できあがった犬は、教室のうしろのたなにかざられました。ナナは「途中で匙を投げなくてよかった」と思いながら、自分の作品をうれしそうにながめました。

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