昔取った杵柄
(むかしとったきねづか)

「昔取った杵柄」の意味

昔身につけた腕前は、年をとっても衰えないこと。

「昔取った杵柄」の使い方

祖父は昔取った杵柄で、久しぶりの竹とんぼ作りもあっという間に仕上げた。

小学生に理解できる「昔取った杵柄」を使った物語

カナのおばあちゃんは、若いころ、町の和菓子屋さんで働いていました。でも、お店をやめてから四十年、和菓子を作ったことはありませんでした。

ある日、カナの学校で、地域の人に昔の仕事を教えてもらう授業がありました。おばあちゃんは、クラスのみんなに和菓子作りを教えることになりました。

授業の日、おばあちゃんは白あんと色つきの生地を手に取り、指先で花の形を作り始めました。へらで細かい筋をつけていくと、あっという間に、きれいな菊の花ができあがりました。

クラスのみんなは「すごい!」と声を上げました。担任の先生も「四十年ぶりとは思えませんね。昔取った杵柄ですね」と感心しました。

おばあちゃんは「手が覚えているのね。わたしもおどろいたわ」と笑いました。それから、みんなに一つずつ作り方を教えてくれました。カナの作った花は少しいびつでしたが、おばあちゃんは「はじめてにしては上手よ」とほめてくれました。

家に帰ってから、カナはおばあちゃんに言いました。「昔取った杵柄って、本当にあるんだね」。おばあちゃんは「カナも今いろいろ覚えておけば、大人になっても役に立つよ」と言いました。

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