言わぬが花
(いわぬがはな)

「言わぬが花」の意味

はっきり言わないほうが、味わいがあってよいということ。

「言わぬが花」の使い方

プレゼントの中身は、渡すまで言わぬが花だ。

小学生に理解できる「言わぬが花」を使った物語

六年生のサキは、卒業式の前の日、担任の先生に手紙を書くことにしました。先生には、六年間でいちばんお世話になったと思っていたのです。

サキは、便せんに伝えたいことを書き始めました。でも、書けば書くほど、言葉がたくさんになって、本当に伝えたい気持ちがうすれていくような気がしました。

困ったサキは、お母さんに相談しました。お母さんは書きかけの手紙を読んで言いました。「全部を言葉にしなくても、気持ちは伝わるものよ。言わぬが花、っていうこともあるからね」

サキは、手紙を書き直しました。たくさん書いていた思い出は、一つだけにしぼりました。そして、最後に「先生のクラスでよかったです」とだけ書きました。

卒業式の日、サキが手紙をわたすと、先生はその場で読んで、しばらくだまっていました。それから、目を赤くして「ありがとう。とてもうれしいよ」と言いました。

家に帰ってから、サキはお母さんに言いました。「たくさん書かなかったけど、ちゃんと伝わったみたい。言わぬが花って、こういうことなんだね」。お母さんは、やさしくうなずきました。

慣用句 学習用問題