馬の耳に念仏
(うまのみみにねんぶつ)

「馬の耳に念仏」の意味

いくら言い聞かせても、ききめがないこと。

「馬の耳に念仏」の使い方

弟に片付けをするよう何度言っても、馬の耳に念仏だ。

小学生に理解できる「馬の耳に念仏」を使った物語

ケンタの弟のリクは、一年生です。リクは、毎朝ランドセルを玄関に置きっぱなしにして、出かけるときに「ないない」と大さわぎします。

お母さんは、毎晩のようにリクに言いました。「ランドセルは、ねる前に自分のつくえの横に置いておこうね」。リクは「わかった」と答えますが、次の朝になると、またランドセルが見つかりません。

そんなことが一か月も続きました。ある朝、お母さんはため息をついて言いました。「何回言っても、馬の耳に念仏ね。どうしたらいいのかしら」

それを聞いたケンタは、作戦を考えました。リクの好きな電車のシールを、つくえの横のかべにはって、「ランドセルの駅」と書いたのです。

その夜、リクは「ランドセルを駅にとめなきゃ」と言って、自分からランドセルをかべの前に置きました。次の朝、リクは一度もさがさずにランドセルをせおって、元気に家を出ていきました。

お母さんは「馬の耳に念仏だったのに、ケンタのおかげね」とケンタをほめました。ケンタは「言うだけじゃなくて、楽しくすればいいんだね」と、少し得意そうに笑いました。

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