鶴の一声
( つるのひとこえ )

「鶴の一声」の意味

大勢で話し合ってもなかなか決まらないことが、力のある人の一言であっさり決まることということ。

「鶴の一声」の使い方

みんなで遊ぶゲームのルールを決めていて、友達の一言でみんなが納得したとき、まさに「鶴の一声」だと思った。

小学生に理解できる「鶴の一声」を使った物語

昔々、ある静かな村がありました。この村には、みんなが大好きな大きな池があり、その池には美しい鶴が住んでいました。村人たちは毎年、池の水をどのように使うか話し合うのが恒例となっていました。しかし、今年の話し合いはなかなか決まらず、村人たちは困り果てていました。

村の広場で集まった村人たちは、あれこれ意見を出し合いました。「水は農業に使おう」「いや、魚を育てるべきだ」「それとも、遊びに使うのがいいんじゃない?」と、意見が飛び交いました。しかし、みんなの意見がバラバラで、話し合いは進まないばかりか、ますます混乱してしまいました。

そんなとき、池のほとりに住む美しい鶴が、静かにその様子を見ていました。鶴は、自分の意見を言うことができない村人たちのために、思い切って大きな声で鳴きました。「クワッ!」その声は響き渡り、どこまでも届くようでした。村人たちはその声に驚き、鶴の言葉に耳を傾けました。

村人たちは、鶴の一声によって、すぐに水の使い方を決めることができました。鶴の声には、みんなをまとめる力があったのです。こうして村人たちは、鶴が決めた通りに池の水を使うことにしました。このことから、「鶴の一声」という言葉が生まれ、力ある人の言葉が大切だという教訓が広まっていったのです。

慣用句 学習用問題