木を見て森を見ず
(きをみてもりをみず)

「木を見て森を見ず」の意味

細かいところにばかり気を取られて、全体が見えなくなること。

「木を見て森を見ず」の使い方

字のとめやはねばかり気にして、作文の中身を考えないのは、木を見て森を見ずだ。

小学生に理解できる「木を見て森を見ず」を使った物語

五年生のクラスでは、運動会の応援に使う大きな旗を作ることになりました。ユウキは、旗の真ん中にかく、竜の絵を担当しました。

ユウキは絵をかくのが大好きです。竜のうろこを一まいずつていねいにかき、目には細かい光までかきこみました。毎日、休み時間も放課後も、竜の顔ばかりかいていました。

ところが、運動会の三日前になって、班のリーダーのアヤが困った顔で言いました。「ユウキ、竜の顔はすごくきれいだけど、体としっぽがまだ白いままだよ。それに、まわりの文字もまだ書いてないんだ」

ユウキは、はっとしました。顔をていねいにかくことに夢中で、旗全体のことを考えていなかったのです。担任の先生も「木を見て森を見ず、になっていたね。全体の予定を見ながら進めようか」と言いました。

そこで班のみんなで、残りの作業を分けることにしました。ユウキは竜の体を、ほかの子たちはしっぽと文字を担当しました。三日間、みんなで力を合わせて作業を進めました。

運動会の前の日、旗はようやく完成しました。竜の顔は、クラスのみんなに「かっこいい」とほめられました。ユウキは「次は、木を見て森を見ずにならないように、最初に全体の計画を立てよう」と思いました。

慣用句 学習用問題