忘れじの 行く末までは かたければ
今日を限りの 命ともがな
( 儀同三司母:ぎどうさんしのはは )

よみかた

わすれじの いくすえまでは かたければ けふ(きょう)をかぎりの いのちともがな

歌の意味

「いつまでも忘れない」というあなたの言葉も、将来まで変わらないという保証はどこにもありません。

ですから、あなたがそう言ってくれた今の幸せな気持ちを抱いたまま、この日を最期に死んでしまいたいものです。

詩の背景

相手の愛情を疑っているわけではなく、あまりの幸せゆえに、この愛が冷めてしまう未来を恐れるあまり、永遠の幸せを願っての究極の愛の形を詠んでいます。

「儀同三司母:ぎどうさんしのはは」は何をした人?

儀同三司母(生年不詳〜996年)は藤原道隆の妻で、息子の伊周が儀同三司の官職についたことからこの名で呼ばれます。

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