音に聞く 高師の浜の あだ波は
かけじや袖の ぬれもこそすれ
( 祐子内親王家紀伊:ゆうしないしおうけのきい )

よみかた

おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ

歌の意味

うわさに高い高師の浜の荒波のように、浮気で軽薄なあなたの言葉に心をひかれてはならない。

そんなことをすれば、あとで涙にくれて袖を濡らすことになってしまうから。

詩の背景

名勝の情景を巧みに借りながら、軽薄な男の誘いに乗らないという強い意志をユーモアと気品をもって表現し、歌合の場でも高く評価された優れた恋歌です。

「祐子内親王家紀伊:ゆうしないしおうけのきい」は何をした人?

祐子内親王家紀伊(生没年不詳)。

祐子内親王の皇女、祐子内親王に仕えた女房。

優れた歌人として有名だった。

彼女は宮廷歌壇においてその才能を高く評価されており、数々の歌合や歌会で優れた作品を残しました。

豊かな教養と機知に富んだ表現力をもって詠まれた数々の歌は、当時の人々の心を魅了し、平安時代中期から後期にかけての女流文学の発展に大きく寄与した優れた歌人として、今なお高く称賛され続けています。

慣用句 学習用問題