親の心子知らず
(おやのこころこしらず)

「親の心子知らず」の意味

親が子どもを思う気持ちを知らずに、子どもが勝手なことをすること。

「親の心子知らず」の使い方

母が早起きして作ってくれた弁当を残してしまった。親の心子知らずだったと反省した。

小学生に理解できる「親の心子知らず」を使った物語

小学五年生のユウキは、毎朝お母さんに「上着を着ていきなさい」と言われるのがいやでした。「寒くないってば」と言って、いつも上着を置いて出かけていました。

ある冬の日、ユウキは上着を着ずに遠足に出かけました。山の上は思ったより風が強く、ユウキはふるえながらお弁当を食べました。

家に帰ると、ユウキは熱を出してしまいました。お母さんは仕事を休み、一晩中ユウキのそばで看病してくれました。

次の朝、熱が下がったユウキは、台所でおばあちゃんと話しました。おばあちゃんは言いました。「お母さんは、ユウキがかぜをひかないように、毎朝言っていたんだよ。親の心子知らず、とはよく言ったものだね」

「親の心子知らずって?」とユウキが聞くと、おばあちゃんは、親が子どもを思う気持ちに気づかずに、子どもが勝手なことをすることだと教えてくれました。

ユウキは、自分のことだと思いました。お母さんが毎朝口うるさく言っていたのは、自分を心配していたからだったのです。

その日の夕方、ユウキはお母さんに「看病してくれてありがとう」と言いました。次の朝からは、言われる前に上着を着て出かけるようになりました。

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