故事成語辞典
月日がたつのは、矢が飛ぶようにとても早いこと。
入学したのがついこの間のようなのに、もう卒業だ。光陰矢のごとしだ。
お正月、ソウタは家族と、おばあちゃんの家に行きました。玄関を開けると、奥から小さな足音が近づいてきて、いとこのリンちゃんが顔を出しました。ソウタは思わず立ち止まりました。去年のお正月、リンちゃんはまだ、おばさんの腕の中でねむっている赤ちゃんでした。それが今は、自分の足で歩いて、ソウタのコートのすそを引っぱっています。「ソウちゃん、あそぼ」と、名前まで呼ばれて、ソウタはびっくりしました。こたつでみかんをむいていたおばあちゃんが、目を細めて言いました。「光陰矢のごとし、だねえ。ついこの間生まれたと思ったのに」ソウタは、お母さんのスマホに残っている去年の写真を見せてもらいました。小さな手をにぎっている写真の中の自分も、今より少し顔が丸く見えました。「ソウちゃん、はやく」とリンちゃんがまた呼びました。ソウタはスマホを返して、廊下のほうへかけていきました。
お正月、ソウタは家族と、おばあちゃんの家に行きました。玄関を開けると、奥から小さな足音が近づいてきて、いとこのリンちゃんが顔を出しました。
ソウタは思わず立ち止まりました。去年のお正月、リンちゃんはまだ、おばさんの腕の中でねむっている赤ちゃんでした。それが今は、自分の足で歩いて、ソウタのコートのすそを引っぱっています。
「ソウちゃん、あそぼ」と、名前まで呼ばれて、ソウタはびっくりしました。こたつでみかんをむいていたおばあちゃんが、目を細めて言いました。「光陰矢のごとし、だねえ。ついこの間生まれたと思ったのに」
ソウタは、お母さんのスマホに残っている去年の写真を見せてもらいました。小さな手をにぎっている写真の中の自分も、今より少し顔が丸く見えました。
「ソウちゃん、はやく」とリンちゃんがまた呼びました。ソウタはスマホを返して、廊下のほうへかけていきました。
「光」は日(太陽)、「陰」は月のことで、二つ合わせて「月日・時間」を表します。月日が、放たれた矢のように速く過ぎていくことから生まれた言葉です。
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