故事成語辞典
中途半端で、どちらの役にも立たないこと。
この箱は、えんぴつを入れるには大きすぎ、教科書を入れるには小さすぎる。帯に短し襷に長しだ。
クラスの劇で、ハナは王様のマントを作る係になりました。家にある布をさがしていると、押し入れから赤い布が一枚出てきました。王様のマントにするには、長さが少し足りません。かといって、小道具の旗にするには大きすぎます。テーブルクロスにするには細長く、ハナは布を広げたまま考えこんでしまいました。お母さんがのぞきこんで言いました。「帯に短し襷に長し、だね。昔の着物の帯にするには短いし、たすきにするには長すぎる。中途半端で、どちらにも使えないことをそう言うのよ」ハナはうなずきました。本当に、どれにも合わない長さだったのです。そこでハナは、二つの使い方を組み合わせることにしました。お母さんに手伝ってもらって布を半分に切り、それぞれを小さなマントにして、王様の家来たちが着る衣装にしたのです。王様のマントは、近くのお店で買った布で作りました。劇の本番、家来たちのおそろいの赤いマントは、舞台の上でとても目立ちました。「帯に短し襷に長しの布でも、工夫すれば役に立つんだね」とハナが言うと、お母さんは「切り方しだいだね」と笑いました。
クラスの劇で、ハナは王様のマントを作る係になりました。家にある布をさがしていると、押し入れから赤い布が一枚出てきました。
王様のマントにするには、長さが少し足りません。かといって、小道具の旗にするには大きすぎます。テーブルクロスにするには細長く、ハナは布を広げたまま考えこんでしまいました。
お母さんがのぞきこんで言いました。「帯に短し襷に長し、だね。昔の着物の帯にするには短いし、たすきにするには長すぎる。中途半端で、どちらにも使えないことをそう言うのよ」
ハナはうなずきました。本当に、どれにも合わない長さだったのです。
そこでハナは、二つの使い方を組み合わせることにしました。お母さんに手伝ってもらって布を半分に切り、それぞれを小さなマントにして、王様の家来たちが着る衣装にしたのです。王様のマントは、近くのお店で買った布で作りました。
劇の本番、家来たちのおそろいの赤いマントは、舞台の上でとても目立ちました。
「帯に短し襷に長しの布でも、工夫すれば役に立つんだね」とハナが言うと、お母さんは「切り方しだいだね」と笑いました。
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