水の泡(みずのあわ)

「水の泡」の意味

努力したことが、むだになること。

「水の泡」の使い方

友達と一緒に一生懸命に作った工作が、完成した瞬間に壊れてしまって、「これが水の泡だと思った」と感じた。

小学生に理解できる「水の泡」を使った物語

秋の学習発表会で、四年二組は自分たちで作った大きな紙芝居を発表することになりました。題は「森のどうぶつ運動会」です。

クラスのみんなは、一か月かけて二十枚の絵をかきました。放課後にも残って色をぬり、セリフも何度も読み合わせをしました。最後の一枚がかき上がったとき、みんなは手をたたいてよろこびました。

ところが、発表会の前の日、雨もりで教室のうしろの棚がぬれてしまいました。棚の上に置いてあった紙芝居は、水をすって絵の具がにじみ、何の絵かわからなくなっていました。

「一か月の努力が、水の泡になっちゃった」。リコがつぶやくと、何人かが泣き出しそうになりました。でも、先生は言いました。「絵はぬれてしまったけれど、みんなが練習したセリフや話の流れは、ちゃんと頭に入っているよね」

そこでクラスのみんなは、その日の放課後、大きな紙に急いで新しい絵をかきました。前ほどくわしくはかけませんでしたが、一か月の練習のおかげで、どの場面にどんな絵が必要かは、すぐにわかりました。

発表会の当日、紙芝居は大成功でした。リコは「全部が水の泡になったわけじゃなかったね」と言いました。練習したことは、ちゃんとみんなの中に残っていたのです。

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