赤子の手をひねる
(あかごのてをひねる)

「赤子の手をひねる」の意味

力の弱い相手を負かすように、とてもたやすくできること。

「赤子の手をひねる」の使い方

将棋の強い兄にとって、ぼくに勝つのは赤子の手をひねるようなものだ。

小学生に理解できる「赤子の手をひねる」を使った物語

コウタの家に、いとこのリクが遊びに来ました。リクは小学一年生で、コウタは五年生です。

「コウタお兄ちゃん、オセロで勝負しよう!」。リクがはりきって言いました。コウタはクラスでもオセロが強いほうなので、リクに勝つのは赤子の手をひねるようなものだと思いました。

最初の勝負は、思ったとおりコウタの大勝ちでした。盤の上は、ほとんどコウタの色になりました。リクはくやしそうに、くちびるをかんでいます。

それを見ていたお父さんが、そっとコウタに言いました。「年下の相手に勝つのは、赤子の手をひねるようなものだろう。それより、勝ち方を教えてあげたらどうだい」。

コウタははっとしました。ただ勝つだけでは、リクは楽しくないかもしれません。そこで、二回目は「角をとると強いんだよ」と、こつを教えながら打つことにしました。

リクはどんどん上手になり、三回目には、コウタがびっくりするような手を打つようになりました。

「次は負けないからね!」と笑うリクを見て、コウタは、教えることのほうが勝つことよりずっとおもしろいと感じたのでした。

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