恩を仇で返す
(おんをあだでかえす)

「恩を仇で返す」の意味

助けてもらった人に、かえってひどいことをすること。

「恩を仇で返す」の使い方

宿題を手伝ってくれた友達の悪口を言うなんて、恩を仇で返すようなものだ。

小学生に理解できる「恩を仇で返す」を使った物語

ショウは、となりのクラスのケイに、算数をよく教えてもらっていました。テストの前には、放課後に残って、わからない問題をていねいに説明してくれたのです。おかげで、ショウの点数はぐんと上がりました。

ある日、クラス対抗のクイズ大会のメンバーを決めることになりました。ケイも出たがっていましたが、ショウは自分が出たい気持ちが強くなり、つい「ケイは本番に弱いから、やめたほうがいいよ」と友だちに言ってしまいました。

その話は、すぐにケイの耳に入りました。ケイは何も言わず、さびしそうな顔で帰っていきました。

家に帰ってから、ショウはこれまでのことを思い出しました。あんなに助けてもらったのに、自分はケイの足を引っぱるようなことを言ってしまったのです。

「これじゃあ、恩を仇で返したのと同じだ」。ショウはそう気づいて、胸が苦しくなりました。

次の朝、ショウはケイのところへ行き、頭を下げました。「きのうはひどいことを言ってごめん。ケイにはいつも助けてもらっているのに」。

ケイは少しだまってから、「正直に言ってくれてありがとう」と答えました。それから二人は、いっしょにクイズ大会の練習をすることにしたのでした。

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