心を鬼にする
(こころをおににする)

「心を鬼にする」の意味

かわいそうだと思う気持ちをおさえて、相手のためにわざと厳しくすること。

「心を鬼にする」の使い方

母は心を鬼にして、泣いている弟に一人で宿題をさせた。

小学生に理解できる「心を鬼にする」を使った物語

カイの家では、子犬のモモを飼い始めました。モモはとても人なつっこく、カイが帰ってくると、しっぽをふって飛びついてきます。

ところが、モモはカイの靴下をかんだり、テーブルの上の食べ物をとろうとしたりします。カイはかわいくて、つい「いいよ、いいよ」と許してしまっていました。

ある日、モモがテーブルから落ちたチョコレートを食べそうになりました。お父さんがあわてて取り上げ、言いました。「犬にとってチョコレートは毒なんだ。かわいいからといって何でも許していると、モモのためにならないよ」。

その日から、カイは心を鬼にすることにしました。モモがテーブルに前足をかけたら、「だめ!」とはっきり言います。悲しそうな目で見つめられると胸が痛みましたが、ぐっとがまんしました。

そのかわり、言われたとおりにおすわりができたときは、思い切りほめてあげました。

一か月ほどたつと、モモはテーブルに乗らなくなり、「待て」もできるようになりました。

「心を鬼にしてよかったね」。お父さんの言葉に、カイはうなずきました。モモはそんなカイのひざの上で、気持ちよさそうにねむっていたのでした。

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