鯉の滝登り
(こいのたきのぼり)

「鯉の滝登り」の意味

鯉が滝をのぼって竜になるように、めざましく出世すること。

「鯉の滝登り」の使い方

父の先輩は、鯉の滝登りのように出世して、今では会社の社長になったそうだ。

小学生に理解できる「鯉の滝登り」を使った物語

リョウのおじいちゃんは、町の小さな工場で、見習いとして働き始めたそうです。中学校を出たばかりで、最初は掃除や荷物運びばかりでした。

それでもおじいちゃんは、仕事が終わってから毎晩、機械の使い方を勉強しました。先輩の仕事をじっと見て、わからないことはノートに書いて質問しました。

やがて、おじいちゃんは新しい部品を考え出しました。その部品は評判になり、工場にはたくさんの注文が来るようになりました。おじいちゃんは班長、課長と、どんどん役目が上がっていき、最後には工場の社長になったのです。

ある日、リョウはお父さんから、おじいちゃんの話を聞きました。「見習いから社長になるなんて、鯉の滝登りのような出世だったんだよ」と、お父さんは誇らしそうに言いました。

リョウは、図かんで見た、滝をのぼる鯉の絵を思い出しました。勢いよく水をはね上げて、上へ上へと進んでいく姿です。

次の日、リョウはおじいちゃんに聞きました。「どうして鯉の滝登りみたいに出世できたの?」。

おじいちゃんは笑って答えました。「毎日、少しずつ勉強を続けただけだよ」。リョウはその言葉を、ノートの一ページ目に書いておきました。

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