盾に取る(たてにとる)

「盾に取る」の意味

ある物事を言い訳や口実にして、自分の立場を守ること。

「盾に取る」の使い方

弟は「まだ一年生だから」を盾に取って、片づけをしようとしない。

小学生に理解できる「盾に取る」を使った物語

ある日の夕方、カイトはお母さんに「部屋を片付けなさい」と言われました。けれど、カイトはゲームをしたかったので、こう答えました。

「でも、先生が『宿題を先にやりなさい』って言ってたよ。だから、片付けは宿題のあとにするね」

ところが、カイトは宿題をするふりをして、こっそりゲームをしていました。先生の言葉を盾に取って、片付けからにげようとしていたのです。

しばらくして、お母さんが部屋をのぞきました。宿題のノートは開いたままで、カイトの手にはゲーム機がにぎられていました。

お母さんは言いました。「先生の言葉を盾に取って、片付けをしないのはずるいわね。先生だって、そんなつもりで言ったんじゃないと思うわ」。

カイトは顔を赤くしました。たしかに、先生の言葉をいいわけに使っていただけだったのです。

カイトは、ゲームを置いて、まず宿題を終わらせました。それから、ちらかった部屋を片付けました。きれいになった部屋で、カイトは考えました。人の言葉を盾に取ってにげても、結局、自分が困るだけなのだと。

次の日から、カイトは、言われたことにはすぐに取りかかるようにしたのでした。

「盾に取る」の例文

  • その店の人は、「決まりでそうなっています」と規則を盾に取って、こちらの話をなかなか聞こうとしなかった。
  • おじは、医者に「少しは歩いたほうがいい」と言われたのを盾に取って、散歩のついでに毎朝つりに出かけている。
  • 相手のチームは、雨でグラウンドがぬれていることを盾に取って、試合の日を変えてほしいと言ってきた。

「盾に取る」の類語

  • 口実にする
  • かこつける

「盾に取る」の由来

盾を前に出して身を守るように、物事を言い訳にして自分を守る様子にたとえた言い方です。

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