故事成語辞典
ある物事を言い訳や口実にして、自分の立場を守ること。
弟は「まだ一年生だから」を盾に取って、片づけをしようとしない。
ある日の夕方、カイトはお母さんに「部屋を片付けなさい」と言われました。けれど、カイトはゲームをしたかったので、こう答えました。「でも、先生が『宿題を先にやりなさい』って言ってたよ。だから、片付けは宿題のあとにするね」ところが、カイトは宿題をするふりをして、こっそりゲームをしていました。先生の言葉を盾に取って、片付けからにげようとしていたのです。しばらくして、お母さんが部屋をのぞきました。宿題のノートは開いたままで、カイトの手にはゲーム機がにぎられていました。お母さんは言いました。「先生の言葉を盾に取って、片付けをしないのはずるいわね。先生だって、そんなつもりで言ったんじゃないと思うわ」。カイトは顔を赤くしました。たしかに、先生の言葉をいいわけに使っていただけだったのです。カイトは、ゲームを置いて、まず宿題を終わらせました。それから、ちらかった部屋を片付けました。きれいになった部屋で、カイトは考えました。人の言葉を盾に取ってにげても、結局、自分が困るだけなのだと。次の日から、カイトは、言われたことにはすぐに取りかかるようにしたのでした。
ある日の夕方、カイトはお母さんに「部屋を片付けなさい」と言われました。けれど、カイトはゲームをしたかったので、こう答えました。
「でも、先生が『宿題を先にやりなさい』って言ってたよ。だから、片付けは宿題のあとにするね」
ところが、カイトは宿題をするふりをして、こっそりゲームをしていました。先生の言葉を盾に取って、片付けからにげようとしていたのです。
しばらくして、お母さんが部屋をのぞきました。宿題のノートは開いたままで、カイトの手にはゲーム機がにぎられていました。
お母さんは言いました。「先生の言葉を盾に取って、片付けをしないのはずるいわね。先生だって、そんなつもりで言ったんじゃないと思うわ」。
カイトは顔を赤くしました。たしかに、先生の言葉をいいわけに使っていただけだったのです。
カイトは、ゲームを置いて、まず宿題を終わらせました。それから、ちらかった部屋を片付けました。きれいになった部屋で、カイトは考えました。人の言葉を盾に取ってにげても、結局、自分が困るだけなのだと。
次の日から、カイトは、言われたことにはすぐに取りかかるようにしたのでした。
盾を前に出して身を守るように、物事を言い訳にして自分を守る様子にたとえた言い方です。
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