乾坤一擲(けんこんいってき)

「乾坤一擲」の意味

運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすること。

「乾坤一擲」の使い方

試合終了まぎわ、乾坤一擲のシュートがゴールに吸いこまれた。

小学生に理解できる「乾坤一擲」を使った物語

中学三年のりおは、ずっと続けてきた陸上の最後の大会をむかえていました。種目は八百メートル走です。

決勝のスタート前、りおは迷っていました。いつもどおり後半で追い上げるか、それとも最初から先頭に出て逃げきるか。最初から飛ばせば、後半に力つきてしまうかもしれません。

コーチは言いました。「どちらを選んでもいい。自分で決めたなら、最後までやりきろう」

りおは、最初から先頭に出ることに決めました。これまで一度もためしたことのない作戦です。うまくいけば優勝、失敗すれば入賞もあぶない、のるかそるかの大勝負でした。

スタートの合図とともに、りおは一気に飛び出しました。残り百メートルで足が重くなりましたが、歯を食いしばって走りぬき、一位でゴールに飛びこみました。

レースのあと、コーチが笑って言いました。「乾坤一擲の勝負だったね。運命をかけて、のるかそるかの大勝負をすることだよ」りおは、乾坤一擲の勝負に出られたのは、毎日の練習で自分の力を信じられたからだと感じました。

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