勢力伯仲(せいりょくはくちゅう)

「勢力伯仲」の意味

二つの勢力の力が、ほとんど同じであること。

「勢力伯仲」の使い方

決勝戦の両チームは勢力伯仲で、延長戦までもつれこんだ。

小学生に理解できる「勢力伯仲」を使った物語

こはるの学校では、毎年秋に、紅組と白組に分かれて運動会をします。今年は、どちらの組にも足の速い人や力の強い人がそろっていて、始まる前から「今年は接戦になりそう」と言われていました。

運動会が始まると、つな引きは紅組、玉入れは白組、徒競走は紅組、大玉送りは白組と、勝ったり負けたりのくり返しでした。得点板の数字は、いつもほんの少しの差でした。

お昼休み、お弁当を食べながら、こはるの父が言いました。「今年の運動会は勢力伯仲だね。二つの勢力の力が、ほとんど同じであることを言うんだよ」

午後の競技も、一進一退が続きました。最後の種目は、学年選抜リレーです。紅組と白組のアンカーは、ほとんど同時にバトンを受けとりました。

二人は最後まで並んで走り、ゴールの瞬間、紅組がわずかに前に出ていました。結果は、たった五点差で紅組の優勝でした。

閉会式で、校長先生は言いました。「今年は勢力伯仲の、すばらしい運動会でした。どちらの組も、最後まで全力でしたね」白組だったこはるはくやしかったけれど、力いっぱい戦えたことに、どこか満足した気持ちになりました。

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