多情仏心 ( たじょうぶっしん )

「多情仏心」の意味

感情が豊かで移り気だけれど、他人に対して優しさを持っている性格のこと。ということ。

「多情仏心」の使い方

友達が新しいおもちゃを買った時、彼がそれに夢中になって遊んでいたのを見て、まさに「多情仏心」だと思った。

小学生に理解できる「多情仏心」を使った物語

昔々、ある小さな村に、感受性豊かな少年が住んでいました。彼の名前はタケル。タケルは、四季折々の自然に心を奪われ、春の花々の香りに夢中になったり、夏の蝉の声に耳を傾けたりと、いつも新しいものに心を寄せていました。周りの友達は、そんなタケルを見て、彼が次に何に心を動かされるのか、いつもワクワクしていました。

しかし、タケルの心はとても移り気でした。友達が新しい遊びを始めると、すぐにその遊びに夢中になり、別の友達が歌を歌い始めると、すぐにその曲に合わせて踊り始めました。彼は「これが一番面白い!」と言っては、次の瞬間には別のことに夢中になってしまうのです。周りの友達は、そんなタケルの姿を見て、ちょっと困ったりもしました。

でも、タケルの良いところは、どんなに移り気でも、みんなに対する優しい心を持っていることでした。友達が泣いていると、すぐにその理由を聞き、慰めの言葉をかけたり、遊びに誘ったりしました。そんなタケルの姿に、友達たちは彼を大好きになり、「タケルはやっぱり優しいな」と思ったのでした。彼は、どんな時でも友達を大切にする心を持っていたのです。

ある日、タケルは村の広場で大きな花火大会を見に行くことになりました。花火の美しさに心を奪われたタケルは、友達と一緒に大騒ぎしましたが、ふと周りを見回すと、泣いている小さな女の子がいました。タケルはすぐにその子のところへ駆け寄り、「どうしたの?」と優しく声をかけました。彼女は花火が怖くて泣いていたのです。タケルは彼女を励まし、一緒に花火を見ようと誘いました。タケルのその行動は、彼の「多情仏心」を象徴するものでした。

慣用句 学習用問題