故事成語辞典
事故や天気などで、電車やバスなどが使えなくなること。
大雪で電車が止まり、通学の足を奪われてしまった。
冬休みのある日、ナツキは家族といっしょに、電車でおじいちゃんの家へ行く予定でした。おじいちゃんの家は、電車で二時間ほどの山の町にあります。ところが、出発の朝、外を見ると一面の雪でした。夜のうちに大雪がふったのです。テレビのニュースでは、「大雪のため、山の線は運転を見合わせています」と伝えていました。駅に行ってみると、改札の前には電車を待つ人がたくさんいました。どの人も困った顔をしています。駅員さんが「今日は、運転再開の見こみが立っていません」とアナウンスしていました。お父さんは、おじいちゃんに電話をかけました。「大雪で、すっかり足を奪われてしまったよ。今日は行けそうにないんだ」ナツキはがっかりしましたが、おじいちゃんは電話で「雪がやんだら、いつでもおいで。こっちも雪かきで大変だから、ちょうどいいよ」と笑ってくれました。その日は、家族で家の前の雪かきをしました。二日後、電車が動き出し、ナツキたちはようやくおじいちゃんの家に着きました。「大雪で足を奪われたおかげで、雪かきが上手になったよ」とナツキが言うと、おじいちゃんは大笑いしました。
冬休みのある日、ナツキは家族といっしょに、電車でおじいちゃんの家へ行く予定でした。おじいちゃんの家は、電車で二時間ほどの山の町にあります。
ところが、出発の朝、外を見ると一面の雪でした。夜のうちに大雪がふったのです。テレビのニュースでは、「大雪のため、山の線は運転を見合わせています」と伝えていました。
駅に行ってみると、改札の前には電車を待つ人がたくさんいました。どの人も困った顔をしています。駅員さんが「今日は、運転再開の見こみが立っていません」とアナウンスしていました。
お父さんは、おじいちゃんに電話をかけました。「大雪で、すっかり足を奪われてしまったよ。今日は行けそうにないんだ」
ナツキはがっかりしましたが、おじいちゃんは電話で「雪がやんだら、いつでもおいで。こっちも雪かきで大変だから、ちょうどいいよ」と笑ってくれました。その日は、家族で家の前の雪かきをしました。
二日後、電車が動き出し、ナツキたちはようやくおじいちゃんの家に着きました。「大雪で足を奪われたおかげで、雪かきが上手になったよ」とナツキが言うと、おじいちゃんは大笑いしました。
ここでの「足」は歩くための足ではなく、電車やバス・車など「移動の手段」のことです。その手段が使えなくなることを、足を取り上げられることにたとえた言い方です。
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