気が散る(きがちる)

「気が散る」の意味

周りのことが気になって、一つのことに集中できないこと。

「気が散る」の使い方

テレビの音で気が散って、宿題がちっとも進まない。

小学生に理解できる「気が散る」を使った物語

日曜日、セナはおじいちゃんと、つりぼりに来ました。お金をはらって、池の魚をつらせてもらう所です。

「赤い浮きがしずんだら、さおを上げるんだぞ」おじいちゃんはそう言って、自分の糸を池に投げました。浮きは、水の上にうかぶ目じるしです。

セナも浮きを見つめました。ところが、すぐ前の水草にシオカラトンボがとまりました。青い体がきれいで、つい目がそっちへ行きます。

今度は、となりのおじさんのバケツで、魚がばしゃっとはねました。売店からは、焼きとうもろこしのにおいもしてきます。

気が散ってばかりいるうちに、おじいちゃんはもう三びきつり上げていました。セナの浮きを引き上げてみると、えさだけがきれいになくなっていました。

「よし」セナは、ぼうしのつばをぐっと下げました。トンボもバケツも、目のはしに入らないようにするためです。見えるのは、池と赤い浮きだけになりました。

風が止まりました。浮きが、ちょん、と動きます。もう一度、ちょん。そして、すうっと水の中へ消えました。

セナがさおを上げると、手の中で、さおがぐうんと弓のようにしなりました。

「気が散る」の例文

  • となりの席のおしゃべりで気が散って、テストに集中できなかった。
  • 窓の外が気になって、授業中に気が散ってしまった。
  • スマホを別の部屋に置いたら、気が散らずに勉強できた。

「気が散る」の類語

「気が散る」の対義語

「気が散る」の由来

「気」は心のはたらきのことです。心が一つにまとまらず、あちこちに散らばってしまうようすからできた言葉です。

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