故事成語辞典
ひどく無愛想に、冷たくあしらうこと。
店員さんに道を聞いたら、木で鼻をくくったような返事しかもらえなかった。
夏休み、リョウは家族で旅行に出かけました。泊まるホテルに着いたのは、予定より一時間もおくれた夜の八時でした。道がこんでいたのです。お父さんがフロントで「予約していた者です。おそくなってすみません」と言うと、受付の人は顔も上げずに「名前」とだけ言いました。名前を伝えると、かぎをカウンターにぽんと置き、「三階」と言って、それきり何も言いません。リョウが「夕ごはんは、どこで食べられますか」と聞いても、受付の人は「さあ」と答えるだけでした。木で鼻をくくったような返事に、リョウはがっかりしました。部屋に入ってから、お母さんが言いました。「さっきの人、つかれていたのかもしれないけれど、ちょっと冷たかったね。お客さんにああいう態度をとると、いやな気持ちになるよね」次の日の朝、別の受付の人が「おはようございます。きのうはおそくまでおつかれさまでした」と笑顔で声をかけてくれました。近くのおいしいパン屋さんも教えてくれました。帰りの車の中で、リョウは考えました。同じホテルでも、話しかけたときの返事ひとつで、こんなに気持ちがちがう。リョウは、自分は木で鼻をくくるような返事をしないように気をつけよう、と思いました。
夏休み、リョウは家族で旅行に出かけました。泊まるホテルに着いたのは、予定より一時間もおくれた夜の八時でした。道がこんでいたのです。
お父さんがフロントで「予約していた者です。おそくなってすみません」と言うと、受付の人は顔も上げずに「名前」とだけ言いました。名前を伝えると、かぎをカウンターにぽんと置き、「三階」と言って、それきり何も言いません。
リョウが「夕ごはんは、どこで食べられますか」と聞いても、受付の人は「さあ」と答えるだけでした。木で鼻をくくったような返事に、リョウはがっかりしました。
部屋に入ってから、お母さんが言いました。「さっきの人、つかれていたのかもしれないけれど、ちょっと冷たかったね。お客さんにああいう態度をとると、いやな気持ちになるよね」
次の日の朝、別の受付の人が「おはようございます。きのうはおそくまでおつかれさまでした」と笑顔で声をかけてくれました。近くのおいしいパン屋さんも教えてくれました。
帰りの車の中で、リョウは考えました。同じホテルでも、話しかけたときの返事ひとつで、こんなに気持ちがちがう。リョウは、自分は木で鼻をくくるような返事をしないように気をつけよう、と思いました。
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