故事成語辞典
人のすることに、よく考えずについていくこと。
みんなが反対しているからと、尻馬に乗って反対するのはよくない。
ある日の休み時間、クラスのリョウが「今度の遠足のおやつ、五百円まで持っていけるらしいよ」と言いました。それを聞いたケンタは、すぐに「えっ、本当? じゃあ、ぼくもみんなに言ってくる」と、ほかの子たちにも広めました。たちまちクラスじゅうが「おやつは五百円まで」という話でもちきりになりました。ところが、帰りの会で先生が言いました。「遠足のおやつは、去年と同じ三百円までです。だれかが五百円と言っていたみたいだけど、まちがいですよ」リョウは「ごめん、別の学年の話と聞きまちがえたみたい」とあやまりました。ケンタは顔が赤くなりました。自分でたしかめもせずに、リョウの話を広めてしまったからです。家に帰ってその話をすると、お父さんが言いました。「人の尻馬に乗って話を広めると、まちがっていたときに、たくさんの人がこまるんだよ。本当かどうか、まず先生にたしかめればよかったね」ケンタは、なるほどと思いました。それからは、だれかの話を聞いて広めたくなったときは、一度立ち止まってたしかめるようにしました。尻馬に乗らないことも、大事な勇気なのだと感じました。
ある日の休み時間、クラスのリョウが「今度の遠足のおやつ、五百円まで持っていけるらしいよ」と言いました。
それを聞いたケンタは、すぐに「えっ、本当? じゃあ、ぼくもみんなに言ってくる」と、ほかの子たちにも広めました。たちまちクラスじゅうが「おやつは五百円まで」という話でもちきりになりました。
ところが、帰りの会で先生が言いました。「遠足のおやつは、去年と同じ三百円までです。だれかが五百円と言っていたみたいだけど、まちがいですよ」
リョウは「ごめん、別の学年の話と聞きまちがえたみたい」とあやまりました。ケンタは顔が赤くなりました。自分でたしかめもせずに、リョウの話を広めてしまったからです。
家に帰ってその話をすると、お父さんが言いました。「人の尻馬に乗って話を広めると、まちがっていたときに、たくさんの人がこまるんだよ。本当かどうか、まず先生にたしかめればよかったね」
ケンタは、なるほどと思いました。それからは、だれかの話を聞いて広めたくなったときは、一度立ち止まってたしかめるようにしました。尻馬に乗らないことも、大事な勇気なのだと感じました。
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