水に流す(みずにながす)

「水に流す」の意味

過去のもめごとなどを、なかったことにすること。

「水に流す」の使い方

昨日のけんかは水に流して、また一緒に遊ぼうと友だちに言った。

小学生に理解できる「水に流す」を使った物語

ハルとナオは、幼稚園のころからの親友です。でも、ある日の放課後、二人は大げんかをしてしまいました。

きっかけは、ハルがナオから借りていたマンガに、ジュースをこぼしてしまったことでした。ハルはすぐにあやまりましたが、ナオは「大事にしてたのに!」とおこって、ハルも「わざとじゃないのに」と言い返してしまったのです。

それから一週間、二人は口をききませんでした。休み時間も別々にすごし、帰り道もちがう道を通りました。ハルは、ナオと話せない毎日が、とてもつまらなく感じていました。

ある日、ハルは、自分のおこづかいで同じマンガを買って、ナオにわたしました。「この前は本当にごめん。新しいのを買ってきたよ」

ナオは、しばらくだまってマンガを見ていましたが、やがて言いました。「わたしも、言いすぎてごめん。もうこのことは水に流そう。また前みたいに遊ぼうよ」

その日の帰り道、二人はひさしぶりにならんで歩きました。けんかのことは水に流して、いつものように、明日の休み時間に何をして遊ぶか、楽しく話し合いました。

「水に流す」の例文

  • へいの高さでもめていた祖父ととなりのおじいさんは、そのことを水に流して、今では毎年、庭の柿を分け合っている。
  • 旅行の行き先で言い合いになった父と母は、次の日には水に流して、地図を広げて道順を決めていた。
  • トランプの決まりでもめた兄といとこは、夕ご飯のころにはすっかり水に流して、いっしょにテレビを見ていた。

「水に流す」の由来

よごれを水で流して、きれいにしてしまうことにたとえた言い方です。

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