夏休みの最後の日、ショウタは自由研究の工作を急いで作っていました。毎日少しずつやると決めていたのに、遊んでばかりで、手をつけていなかったのです。
ショウタは、段ボールとガムテープで、大急ぎでロボットを作りました。のりがかわく前に色をぬり、はがれそうなところはテープでぐるぐるまきにしました。
「とにかく明日出せればいいや。後は野となれ山となれだ」。ショウタはそう言って、できあがったロボットを玄関に置き、さっさとねてしまいました。
次の朝、ショウタがロボットを持って家を出ようとすると、うでがぽろりと取れてしまいました。学校に着くころには、頭もかたむき、色もはげていました。
教室でロボットを出すと、先生は「何を作ったのかな?」と首をかしげました。ショウタは、はずかしくて何も言えませんでした。きちんと時間をかけて作った友だちの作品は、どれもしっかりしていました。
家に帰ったショウタは、お母さんに話しました。「後は野となれ山となれなんて思わずに、ちゃんと作ればよかった」。ショウタは冬休みの工作を、休みの最初から少しずつ作ることにしました。