白を切る(しらをきる)

「白を切る」の意味

知っているのに、知らないふりをすること。

「白を切る」の使い方

花びんを割ったのに、弟は「知らないよ」と白を切った。

小学生に理解できる「白を切る」を使った物語

日曜日の午後、台所のテーブルに置いてあったプリンが一つなくなっていました。お母さんが、家族で一つずつ食べようと買ってきたものです。

お母さんが「プリンを食べたのはだれ?」と聞くと、小学三年生のソラはテレビを見たまま「知らないよ」と答えました。お兄ちゃんのカイも「ぼくじゃない」と首をふりました。

でも、ソラの口のはしには、うっすらと茶色いカラメルがついていました。ごみ箱には、からっぽのプリンのカップも入っています。

お母さんはソラの顔を見て、にっこりして言いました。「ソラ、口にカラメルがついてるよ。白を切っても、ちゃんとわかるんだから」

ソラは、はっとして口をぬぐいました。それから、小さな声で「ごめんなさい。おいしそうで、がまんできなかったの」と言いました。知っているのに知らないふりをしたことが、急にはずかしくなったのです。

お母さんは「正直に言ってくれてよかった」と言いました。ソラは、自分のおこづかいで新しいプリンを買ってくることにしました。その夜、家族でプリンを食べながら、ソラは「白を切るより、最初から言えばよかった」と思いました。

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