昔々、ある小さな村に大きな宝箱がありました。この宝箱には、村人たちが夢見るような素晴らしい才能や役立つ道具が詰まっていました。しかし、村人たちはその宝箱を開けることができず、ただ眺めるだけでした。
ある日、村の子供たちが集まって、宝箱の前で話していました。「どうしてこの宝箱には何も使われていないの?」と、一人の子が疑問を持ちました。他の子供たちも頷きました。「私たちも使ってみたい!」と、みんなの心の中に好奇心が芽生えました。
そこで、子供たちは宝箱を開けてみることにしました。すると、中には絵を描くための絵の具や筆、楽器などが入っていました。「これを使えば、みんなで楽しい時間が過ごせるよ!」と、子供たちは大喜びしました。しかし、村の大人たちは「そんなことをしても無駄だ」と言って、宝箱を再び閉じてしまったのです。
それからというもの、子供たちは宝箱の存在を忘れてしまいました。素晴らしい才能や道具があったにもかかわらず、それを生かすことはなく、ただの飾りになってしまったのです。このように、持っているものを使わないのは、まるで宝の持ち腐れのようなことでした。