故事成語辞典
悪いことや欠点の一部だけを隠して、全部隠したつもりでいること。
弟はお菓子の袋を隠したが、口のまわりにチョコがついていた。頭隠して尻隠さずだ。
ある日の夕方、リクは台所の戸だなから、おやつのクッキーをこっそり一枚取って食べました。夕ごはんの前には、おやつを食べない約束だったのです。リクは、クッキーのふくろを元の場所にもどし、口のまわりもきれいにふきました。これで、だれにもばれないと思っていました。夕ごはんのとき、お母さんがリクの顔を見て言いました。「リク、さっきクッキー食べたでしょう」。リクはどきっとして、「食べてないよ」と答えました。お母さんは、リクのシャツのむねのあたりを指さしました。そこには、クッキーのかすがたくさんついていたのです。「口はふいたのに、服はそのままね。頭隠して尻隠さず、よ」リクは、顔が赤くなりました。そして、小さな声で「ごめんなさい。食べました」とあやまりました。お母さんは「正直に言えたから、今回はゆるしてあげる」と笑いました。その夜、お姉ちゃんが「頭隠して尻隠さずって、リクのためにある言葉みたいだね」とからかいました。リクは「もう、かくれて食べたりしないよ」と言って、みんなで笑いました。
ある日の夕方、リクは台所の戸だなから、おやつのクッキーをこっそり一枚取って食べました。夕ごはんの前には、おやつを食べない約束だったのです。
リクは、クッキーのふくろを元の場所にもどし、口のまわりもきれいにふきました。これで、だれにもばれないと思っていました。
夕ごはんのとき、お母さんがリクの顔を見て言いました。「リク、さっきクッキー食べたでしょう」。リクはどきっとして、「食べてないよ」と答えました。
お母さんは、リクのシャツのむねのあたりを指さしました。そこには、クッキーのかすがたくさんついていたのです。「口はふいたのに、服はそのままね。頭隠して尻隠さず、よ」
リクは、顔が赤くなりました。そして、小さな声で「ごめんなさい。食べました」とあやまりました。お母さんは「正直に言えたから、今回はゆるしてあげる」と笑いました。
その夜、お姉ちゃんが「頭隠して尻隠さずって、リクのためにある言葉みたいだね」とからかいました。リクは「もう、かくれて食べたりしないよ」と言って、みんなで笑いました。
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