溺れる者は藁をも掴む
(おぼれるものはわらをもつかむ)

「溺れる者は藁をも掴む」の意味

ひどく困っているときは、頼りにならないものにまですがろうとすること。

「溺れる者は藁をも掴む」の使い方

テストの前の夜、困りはてた兄は、溺れる者は藁をも掴むで、まったく関係のない占いの本まで開いていた。

小学生に理解できる「溺れる者は藁をも掴む」を使った物語

夏休みの最後の日の夜、マサトは自由研究がまだ終わっていないことに気がつきました。テーマは「家のまわりの植物」でしたが、ノートはほとんど白いままでした。

マサトは、とにかく何かしなければと、家じゅうの本をひっくり返しました。料理の本、旅行のガイドブック、おじいちゃんの古い園芸の雑誌まで、関係ありそうなものは全部引っぱり出しました。

それでも足りないと思ったマサトは、五歳の妹にまで「庭に何の花がさいているか知ってる?」と聞きました。妹は「赤いのと、黄色いの」と答えるだけでした。

その様子を見ていたお母さんが、あきれたように言いました。「溺れる者は藁をも掴む、ね。妹にまで聞くなんて、よっぽど困っているのね」

お母さんは、「今からでも、庭に出て、実物を見て書いたら?」とアドバイスしてくれました。マサトはかい中電灯を持って庭に出て、植物を一つずつ観察し、スケッチしていきました。

夜おそくまでかかって、なんとか自由研究は完成しました。次の朝、マサトは「溺れる者は藁をも掴むなんて言われないように、来年は早くやるよ」と、お母さんに約束しました。

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