紺屋の白袴
(こうやのしろばかま)

「紺屋の白袴」の意味

人のことに忙しくて、自分のことには手が回らないことのたとえ。

「紺屋の白袴」の使い方

美容師の母は、いつも自分の髪は後回しで、紺屋の白袴だと笑っている。

小学生に理解できる「紺屋の白袴」を使った物語

ケンタのお父さんは、町の美容院で働いています。毎日、たくさんのお客さんのかみを切って、きれいにととのえています。

お父さんのお店はいつも予約でいっぱいで、休みの日にも「急いで切ってほしい」というお客さんが来ることがあります。お父さんは、一人ひとりていねいにかみを切っていました。

ある日、ケンタはお父さんのかみがぼさぼさにのびていることに気がつきました。前にかみを切ったのは、もう三か月も前だそうです。

お母さんが笑って言いました。「紺屋の白袴ね。お客さんのかみはきれいにするのに、自分のかみは切るひまがないんだから」

そこでケンタは、日曜日に、お父さんのお店のなかまの人に、お父さんのかみを切ってもらえないかたのみに行きました。なかまの人は「いつもお父さんにはお世話になっているからね」と、こころよく引き受けてくれました。

かみを切ってもらったお父さんは、すっかりさっぱりした顔になりました。「紺屋の白袴にならないように、ケンタが気づいてくれて助かったよ」とお父さんは言い、ケンタはうれしそうに笑いました。

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