これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関
( 蝉丸:せみまる )

よみかた

これやこの ゆくもかへ(え)るも わかれては しるもしらぬも あふ(おう)さかのせき

歌の意味

これが噂に聞く逢坂の関なのだなあ。

都から旅立つ人、都へ帰る人、知り合いや見知らぬ人まで、誰もがここで別れたり再会したりする場所なのだと実感します。

詩の背景

都と地方を隔てる交通の要所であった逢坂の関を舞台に、旅人たちがこの場所で別れや出会いを繰り返す姿を詠んでいます。

リズミカルな言葉運びの中にも、絶えず変化し続ける人の縁や、人生のはかなさという無常の心を見出しています。

「蝉丸:せみまる」は何をした人?

蝉丸(せみまる)は、9世紀後期の平安時代に活躍した人物です。

琵琶の名手として知られており、盲目の琵琶法師として「歌聖」の一人に数えられることもあります。

彼については伝説が多く、確かな経歴は不明な点も多いですが、当時の文化において非常に高い評価を受けた人物でした。

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