故事成語辞典
わびぬれば いまはたおなじ なには(わ)なる みをつくしても あは(わ)む(ん)とぞおもふ(う)
もはや世間の噂に悩み苦しんでおり、どうなっても構いません。難波の海に立つ「澪標(みおつくし)」のように、この身を滅ぼして尽くしてでも、あなたに逢いたいと切に願っています。
もはや世間の噂に悩み苦しんでおり、どうなっても構いません。
難波の海に立つ「澪標(みおつくし)」のように、この身を滅ぼして尽くしてでも、あなたに逢いたいと切に願っています。
当時の宮中において、絶対にあってはならない宇多天皇の后との恋に落ちた元良親王が、自身の謹慎という苦境の中で詠んだ歌です。世間体を捨ててまで想いを遂げようとする、身を焦がすような激しい恋心が、難波の海という具体的な情景と「身を尽くし」という言葉に託されています。
当時の宮中において、絶対にあってはならない宇多天皇の后との恋に落ちた元良親王が、自身の謹慎という苦境の中で詠んだ歌です。
世間体を捨ててまで想いを遂げようとする、身を焦がすような激しい恋心が、難波の海という具体的な情景と「身を尽くし」という言葉に託されています。
元良親王(890年〜943年)は、陽成院の第一皇子ですが、天皇の座にはつきませんでした。優れた貴族であると同時に、風流を愛する雅な心を持ち、生涯を通じて数多くの恋を楽しみ、恋愛をテーマにした文学や歌の世界に情熱を注いだ人物として知られています。当時の高貴な身分でありながらも、自らの感情に正直に生きたその生涯は、後の文学作品にも大きな影響を与えました。
元良親王(890年〜943年)は、陽成院の第一皇子ですが、天皇の座にはつきませんでした。
優れた貴族であると同時に、風流を愛する雅な心を持ち、生涯を通じて数多くの恋を楽しみ、恋愛をテーマにした文学や歌の世界に情熱を注いだ人物として知られています。
当時の高貴な身分でありながらも、自らの感情に正直に生きたその生涯は、後の文学作品にも大きな影響を与えました。
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