朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに
吉野の里に 降れる白雪
( 坂上是則:さかのうえのこれのり )

よみかた

あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき

歌の意味

夜が明け始めるころ、有明の月が照らしているのかと見間違えるほどに、吉野の里には一面に真っ白な雪が降り積もっていることだ。

詩の背景

月明かりだと見間違えるほどに白く輝く、吉野の雪景色を詠んだ一首です。

夜が明ける直前の薄暗さの中で、一面の雪が放つ光に気づいた時の驚きと感動が、素直な感性で表現されています。

「坂上是則:さかのうえのこれのり」は何をした人?

坂上是則(生年不詳〜930年)は、三十六歌仙のひとりで、蹴鞠の名人でもありました。

坂上田村麻呂の子孫です。

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