紀貫之(868年頃〜945年)は、平安時代前期を代表する歌人であり、和歌の歴史において極めて重要な役割を果たしました。
勅撰和歌集である『古今和歌集』の選者の一人として中心的な役割を担い、その撰者としての活動は後の歌壇に大きな影響を与えています。
また、かな文字で綴られた日本最古の日記文学『土佐日記』の作者としても知られており、男性がかな文字を使って文学を記すという画期的な手法を確立しました。
その卓越した文章力と歌才は高く評価され、三十六歌仙の一人にも数えられています。
和歌や随筆の分野において、後世の日本文学の基礎を築いた偉大な人物と言えます。