浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど
あまりてなどか 人の恋しき
( 参議等:さんぎひとし(源等) )

よみかた

あさぢふ(じう)の を(お)ののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひ(い)しき

歌の意味

浅い茅が生い茂る小野の篠原(しのの生えている原)のように、じっと我慢してひっそりと想いを隠してきたけれど、それでもこらえきれないほどに、どうしてこれほどあなたが恋しいのでしょうか。

詩の背景

小野の篠原という風景を詠み込み、その名に掛けた「しのぶ(隠す)」という言葉によって、誰にも言えずに内に秘めていた恋心が、ついに溢れ出してしまう切ない心情を描き出しています。

「参議等:さんぎひとし(源等)」は何をした人?

参議等(880年〜951年)は、源等(みなもとのひとし)のことです。

嵯峨天皇のひ孫にあたります。

詠んだ歌は4首しか残っておらず、詳しい生い立ちなどは不明です。

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