かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを
( 藤原実方朝臣:ふじわらのさねかたあそん )

よみかた

かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひ(い)を

歌の意味

私があなたをこれほどまでに恋い慕っていると、言葉に出して言うこともできないので、あなたは知らないでしょう。

伊吹山のさしも草のように、私の心は激しく燃え上がっているということを。

詩の背景

言葉に出して伝えられない秘めた恋心を、地名や植物の名を巧みに掛け合わせることで、燃え上がる情熱の激しさと、それに気づかない相手へのもどかしさを切実に描き出しています。

「藤原実方朝臣:ふじわらのさねかたあそん」は何をした人?

藤原実方朝臣(生年不詳〜998年)は、一条天皇に仕えました。

鎌倉時代に在原業平と並び、恋の神様と敬われました。

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