人を呪わば穴二つ
(ひとをのろわばあなふたつ)

「人を呪わば穴二つ」の意味

人を苦しめようとすると、そのむくいが自分にも返ってくるということ。

「人を呪わば穴二つ」の使い方

人を呪わば穴二つと言うから、ライバルの失敗を願うより、自分の練習に集中しよう。

小学生に理解できる「人を呪わば穴二つ」を使った物語

中学一年生のこうきは、クラスの学級委員を決める選挙に立候補しました。相手は、人気者のはやとです。

こうきは、どうしても勝ちたいと思いました。そして、「はやとは、前に宿題をわすれたことがある」と、こっそり友だちに話してまわろうと考えました。

その夜、こうきは家でそのことを口にしました。すると、お父さんが静かに言いました。「人を呪わば穴二つ、という言葉を知っているかい。人をおとしいれようとすると、自分もいつか同じように苦しむことになるんだよ。」

「どうして、ぼくまで。」こうきがたずねると、お父さんは続けました。「悪口を言ってまわる人を、みんなは信用しなくなる。はやとくんを悪く言えば、こうきの評判も下がってしまうんだ。」

こうきは、しばらく考えこみました。もし自分が悪口を言われたら、どんな気持ちになるでしょう。考えるだけで、胸が苦しくなりました。

次の日、こうきは悪口を言うのをやめて、自分がクラスでやりたいことを考えることにしました。「休み時間に、みんなで遊べる遊びの日を作りたい。」そう演説で話しました。

選挙の結果は、はやとの勝ちでした。でも、はやとはこうきのところに来て、「遊びの日の考え、いっしょにやろうよ」と言ってくれました。

こうきは、人を呪わば穴二つという言葉を思い出して、あのとき悪口を言わなくて本当によかったと思いました。

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