人間到る処青山あり
(にんげんいたるところせいざんあり)

「人間到る処青山あり」の意味

世の中には、どこに行っても活やくできる場所がある。だから、ふるさとを出て、大いに活やくするべきだということ。

「人間到る処青山あり」の使い方

人間到る処青山ありと言って、兄は地元をはなれ、遠くの町で働きはじめた。

小学生に理解できる「人間到る処青山あり」を使った物語

高校三年生のあつしのお兄ちゃんは、春から遠い町の会社で働くことになりました。生まれてからずっと、この小さな町でくらしてきたお兄ちゃんにとって、初めての一人ぐらしです。

出発の前の夜、家族みんなでお別れの夕ごはんを食べました。お母さんは、少しさびしそうでした。

「知らない町で、友だちはできるかな。」お兄ちゃんがぽつりと言うと、おじいちゃんが力強く言いました。「人間到る処青山あり、だ。世の中には、どこに行ってもがんばれる場所がある。ふるさとだけにこだわらず、思いきってやってみなさい。」

お兄ちゃんは、しっかりとうなずきました。小学六年生のあつしは、そんなお兄ちゃんを少しまぶしく感じました。

次の日、お兄ちゃんは大きなかばんを持って駅から出発しました。あつしは、電車が見えなくなるまで手をふり続けました。

それから半年後、お兄ちゃんから電話がありました。「会社で新しい仕事を任されたんだ。休みの日は、会社の仲間とサッカーをしているよ。」お兄ちゃんの声は、とても明るく、楽しそうでした。

電話を切ったあと、あつしは考えました。自分も大きくなったら、知らない場所で何かにちょうせんしてみたい。人間到る処青山ありという言葉を、あつしはノートの一ページ目に書きました。

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