人間万事塞翁が馬
(にんげんばんじさいおうがうま)

「人間万事塞翁が馬」の意味

人の幸せや不幸せは、どう変わるかわからないので、よいことがあってもうかれず、悪いことがあってもなげくことはないということ。

「人間万事塞翁が馬」の使い方

第一希望の部活に入れなかったが、今の部で親友ができた。人間万事塞翁が馬だ。

小学生に理解できる「人間万事塞翁が馬」を使った物語

中学一年生のゆうきは、サッカー部に入るのを楽しみにしていました。ところが、入部の前日に足首をねんざしてしまい、しばらく運動ができなくなってしまいました。

「どうしてこんなときに。」ゆうきはがっかりして、家でじっとしているしかありませんでした。ひまをもてあましたゆうきは、兄の部屋にあった天体の本を読みはじめました。

本を読むうちに、ゆうきは星の世界にどんどん引きこまれていきました。夜になると、ベランダから星座をさがすのが楽しみになりました。

足が治ったころ、学校に天文部があることを知りました。ゆうきは思いきって見学に行き、そのまま入部することにしました。部員たちは星にくわしく、話しているだけでわくわくしました。

夏休みには、部のみんなで山の上の天文台に行き、大きな望遠鏡で土星の輪を見ました。ゆうきは、そのあまりの美しさに声も出ませんでした。

帰りの車の中で、ゆうきはお父さんに言いました。「足をけがしたときは、最悪だと思ったんだ。でも、そのおかげで星が好きになったよ。」

お父さんはうなずいて言いました。「人間万事塞翁が馬だね。悪いことだと思ったことが、よいことにつながることもあるんだよ。」

ゆうきは、これから悪いことがあっても、すぐにあきらめないでいようと思いました。

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