口裏を合わせる(くちうらをあわせる)

「口裏を合わせる」の意味

前もって話し合って、話の内容が食いちがわないようにしておくこと。

「口裏を合わせる」の使い方

兄弟で口裏を合わせて、母へのプレゼントのことは内緒にしておいた。

小学生に理解できる「口裏を合わせる」を使った物語

ある日、ケンタとショウは、公園でキャッチボールをしていました。ところが、ショウが投げたボールが大きくそれて、近くの家の植木ばちに当たってしまいました。植木ばちは、ぱりんと割れてしまいました。

二人は顔を見合わせました。ショウが小さな声で言いました。「ぼくたち、ここにはいなかったことにしようよ。二人とも『知らない』って言えば、ばれないよ」。

ショウは、二人で口裏を合わせようとしていたのです。ケンタは一瞬まよいましたが、首を横にふりました。

「口裏を合わせてごまかしても、ずっと気になって楽しくないよ。正直にあやまりに行こう」

二人は、勇気を出して家のチャイムを鳴らしました。出てきたおばあさんに、ボールが当たって植木ばちを割ってしまったことを話し、頭を下げました。

おばあさんは少しおどろきましたが、やさしく言いました。「正直に言いに来てくれて、ありがとう。けががなくてよかったわ」。

二人は、家の人に話して、新しい植木ばちを買って届けることにしました。帰り道、ショウは言いました。「口裏を合わせなくて、よかったね」。ケンタも、すっきりした顔でうなずいたのでした。

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