手を染める(てをそめる)

「手を染める」の意味

あることに、関わり始めること。悪いことに関わることにも使う。

「手を染める」の使い方

祖父は、定年をむかえてから陶芸に手を染めた。

小学生に理解できる「手を染める」を使った物語

中学一年のみおのおじいちゃんは、長いあいだ会社で働いていました。そして去年、仕事をやめて、家で過ごすようになりました。

最初のうち、おじいちゃんはテレビを見てばかりで、なんだか元気がありませんでした。みおは、そんなおじいちゃんが心配でした。

ある日、みおはおじいちゃんを、町の公民館の陶芸教室にさそいました。「わたしも夏休みの宿題で、ねん土の作品を作りたいの」。

おじいちゃんは、六十五才で初めて陶芸に手を染めることになりました。ろくろの上でねん土を回すと、最初はぐにゃりとくずれてしまいました。

でも、おじいちゃんは何度でもやり直しました。「むずかしいほど、おもしろいなあ」。そう言って笑う顔は、仕事をしていたころのように生き生きとしていました。

夏休みの終わりに、おじいちゃんは、少しゆがんだ湯のみを完成させました。みおは、小さな花びんを作りました。

それから一年、おじいちゃんの湯のみは、町の作品展にかざられるほど上手になりました。みおは、新しいことを始めるのに、年れいは関係ないのだと思いました。

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